先日、夫から会社の女性社員(インド人)が辞めてしまうという話を聞いた。私も関わったことのある20代前半くらいの女の子だった。理由を聞いてびっくりしたので、備忘録として共有させてください✏️
その女性社員が会社を辞める理由
その子には結婚を前提に付き合っている人がいて、つい最近両親に伝えたららしい。そしたら両親は猛反対。理由はカーストの違いによるものらしい。お相手の方の両親は了承しているらしいので、おそらく相手側のカーストの方が自分の家より下だったのだろう。
両親はそんな人と付き合うくらいなら、自分たちが選んだ人と結婚して欲しいということで、お見合いのために夫探しを始めた。そして、もう仕事より結婚させるとその女性社員を家から出さずに軟禁。会社にも行かせないという。
私は、結婚がそんなに重要視されていることと、両親の意見が強いことにとても驚いた。日本でも家柄を守っていきたい時代では、そういうこともあっただろう。だけど、この令和の時代にこんなロミオとジュリエットのような話があるなんて😱
夫によると、他にも、「結婚させるからもうこの会社は辞めさせる!」と親が会社に乗り込んできたこともあるらしい。
インドでは女性は23、4歳あたりから家族からの結婚しろという圧が強くなるという。そして両親が相手を見つけてくるお見合い式の結婚も多い。私も出会うインド人夫婦で、恋愛結婚したという人は少ない。
インドのカースト制度について初めて知ったこと
皆さんも授業で聞いたことがあるであろう、バラモン(司祭)、クシャトリヤ(王族・戦士)、ヴァイシャ(商人)、シュードラ(労働者)の身分区分。これは家系によって受け継がれる。
これに、職業や地域ごとの細かい区分が掛け合わさり、4000〜5000くらいのカーストが存在するのだとか!!!
じゃあ職業を変えれば上のカーストに行けるのかというとそうでもない。職業も生まれた家の血筋によって固定されてしまうらしい。恐ろしい…。
夫によると、カーストによる職業選択は昔より緩くなったけど、トイレ掃除だけはずっとその家系限定らしい。
その家に生まれた人は、自分ではどうすることもできないこの状況をどう思っているんだろう。勝手に悲しい生まれだと想像してしまうことも失礼かな。どうか家族仲良く楽しく暮らしてくれたらいいな😣
低カースト向けの政策
そんな低カーストの人の生活を守るための政策がある。
例えば、金銭の援助や学校受験支援などがあるらしい。
・学校受験支援について
低カーストの人は貧しい家庭が多く、塾に通わせたりできず、子供に学校より商売をさせたりして、満足に勉強ができない。だから低カーストの人に勉強できる環境を与えるために、学校受験でも低カースト枠がある。
私はこれを聞いて最初はいい政策だと思った。でも、中の下くらいのカーストの人からは不満の声が上がっているらしい。「自分たちがもう少し下のカーストだったら色々な援助が受けられるのに。」
勉強できない環境なのは低カーストの人とほぼ同じなのに、低カーストの人は、受験枠が確保されてる分、学力が低くても学校に合格しやすい。カーストが上であれば良いというわけではないようだ。
思ったこと
私はカースト制度はもう無くなったと思っていた。無くなったけれどまだ人々の価値観に根強く残っているから、職業や受験、結婚の時に影響が出てしまうのだと。それは間違いだった。政府の政策でもあるように、カースト制度はまだ残っている。
そんなおとぎ話みたいなことが、この令和の時代に残っているなんて。日本で親ガチャという言葉があるけど、インドでは洒落にならないくらい生まれによって人生が大きく変わる。
インドの人はそれが当たり前すぎて、自分の生まれについて不満を抱くことはないのかな。でも誰に不満をぶつけたらいいのか。自分の親もその親から生まれているし、そもそもカースト制度は古代からあるらしいから、作った人に抗議もできない。
私は何もできないけれど、同年代の女の子たちが自由に恋愛をして、自分の好きな相手と結婚できる風潮になれば良いな。
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